そもそも「けんちん汁」とはどういう意味?漢字で「巻繊汁」または「建長汁」と記述するとの事。

けんちん汁

某有名レシピサイトをチェックしていると、またひとつちょっと気になる料理名がありました。

「野菜たっぷりけんちん汁」

けんちん、じる。。???

皆様ご存知、寒い季節にはホッコリ美味しいけんちん汁ですが、そもそもこの「けんちん汁」の「けんちん」とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので早速調べてみました。

そもそも「けんちん汁」とは漢字で「巻繊汁」と記述して、「巻繊(けんちん)」とは、中国の精進料理で、繊切り(せんぎり)にしたゴボウや大根などを、湯葉や卵で巻いて、蒸したり焼いたりした料理になるのだそうです。これに由来して、ゴボウや大根 = 巻繊(けんちん)として、これらの入った汁、との事で「巻繊汁(けんちんじる)」とされているのだそうです。
また鎌倉の建長寺(けんちょうじ)で食されていた汁、との事で「けんちょうじ」が変化して「建長汁(けんちんじる)」とするといった説もある模様でしたが、こちらはあまり有力視されていないのだとか。

なるほど。せんぎりを巻くで「巻繊(けんちん)」との意味になるのですね。
またひとつ勉強になりました。