テレビを見ていると、ちょっと意味の分からない語句を耳にしました。
「これユベシ。ご飯のおかずに…」
ゆべし。。。
保存食のような?何かに包まれたようなモノでしたが、この「ゆべし」とはどういうものになるのでしょうか?
ちょっと気になったので、早速調べてみました。
「ゆべし」とは、そもそも古い時代に保存食として作られていた食べ物で、中身をくりぬいた柚子(ゆず)の中に、味噌や胡桃(くるみ)、山椒(さんしょう)などを詰めて乾燥させたものになるのだとか。これらは関西から九州など西日本で一般的なもので、東日本では主に、胡桃(くるみ)や、餅(もち)を使ったお菓子の事を言うのだそうです。漢字で「柚餅子」と記述する場合もあり、この場合は、柚子(ゆず)の餅(もち)と記述するとおり、お菓子の事を指す模様でした。
日本各地で「ゆべし」と言われるものがあり、いずれも柚子を使った保存食、または、柚子を使ったヨウカンのようなお菓子のような食べ物になるとの事。
なるほど。今回の場合は、ご飯のおかず、と言っていたので、味噌などを使った保存食の「ゆべし」になるのかと理解しました。
またひとつ勉強になりました。