先日の マダニ を深堀している際に、ちょこちょこ目にしました。ツツガムシ。
マダニに近い虫なのでしょうか?
気になったのでついでに深堀してみました。
ツツガムシ(恙虫)
北海道や沖縄などの島しょ部を除く日本全国に生息するダニの一種との事。ダニ目ツツガムシ科に属するダニの総称で、約100種類のツツガムシが日本にいるのだそうです。幼虫はオレンジ色で成虫は赤くなるとの事。幼虫は哺乳類に噛付き、皮膚組織等を捕食し、成虫になると昆虫の卵などを食べるとの事。という事は、ツツガムシの幼虫が厄介なのですね。0.1% から 3% の個体がツツガムシ病の病原菌を保菌しているのだそうで、運悪くこれらの個体にかまれるとツツガムシ病を発症するとの事。その症状は、噛まれてから1~2週間後、悪寒、食欲不振、だるさと40度近い発熱。全身に赤い発疹、ひどい場合には出血も伴い、死亡に至るケースもあるとの事。毎年500件ほど発症しているのだそうです。
また古くは、寝ている間に人の血を吸う妖怪「恙虫(つつがむし)」に刺されてツツガムシ病になると言われていたのだそうです。ダニ特有のふたつ並んだ噛み後がその証拠とされたとの事。
ツツガムシ科のダニを起因とする、と分かった後、このダニの事をツツガムシと言うようになったのだとか。
なるほど。そもそも妖怪の仕業とされていたのですね。よく聞く昔話で、原因不明のはやり病を悪魔の仕業などとした逸話であった模様です。
しかし、このツツガムシ。マダニ以上にタチが悪そうですね。。肌の露出には注意です。
[link] : つつが虫病に注意しましょう! | 美の国あきたネット
[link] : ツツガムシ – Wikipedia