毎朝のNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」。我が家的には朝のドラマで朝ドラ。毎朝の楽しみです。
鈴木京香さん演じる藤吉の母、北村啄子(きたむらつえこ)さん。関西弁で言うイケズ(意地悪)で頑固な反面、苦労人で頑張り屋さんで憎み切れないキャラで大変親しめますね。
このお母上。劇中では、ごりょうさん?ごりょんさん?と呼ばれていますよね。てっきりお母上のお名前かと思ってました。今回調べてみたら「北村啄子(きたむらつえこ)」さん。ツエコさんなんですね。
では、ごりょうさん?ごりょんさん?ごりょさん?とはどういう意味になるのでしょうか?
ちょっと気になったので早速調べてみました。
「ごりょんさん」とは、そもそも漢字で「御料人様」または「御寮人様」と記述する語句から派生した言葉で、女将さん(おかみさん)、奥さん、妻、または愛人、との意味になるのだそうです。語源となっている「御寮人/御料人(ごりょうにん)」とは、貴族など上流階級の女性、一般庶民でも中流の家の若い娘や若い妻に対しても使われていたとの事。または他人の娘や妻の名前に付属して、敬愛の念を込める意味でもあるとの事。そこから派生して、関西地区では主人、旦那さんに対して呼ばれる女性の呼称で、商家の若奥さん、主人の妻、娘に対して使わているのだそうです。
呼び方も地域によって多少違いがあるようで、ごりょんさん、ごりょさん、ごりょはん、ごりよん、などと言われているとの事。
なるほど、奥さん、おかみさん、との意味になるのですね。
またひとつ勉強になりました。
[link] : 御寮人 – Wikipedia