テレビを見ていると、ちょっと気になる話題をやってました。
「最近ではどこにでもいるようになってしまったカミツキガメですが…」
「カミツキガメ」。。
昨今、外来種の中でも凶暴で危険との事で問題になっている例の亀なのは分かりますが、そもそもこの亀ってどこから来たのでしょうか?また「カミツキガメ」って正式な名前?
諸々気になったので早速調べてみました。
カミツキガメ(英名 : Snapping turtle)(学名 : Chelydra serpentina)
カミツキガメ科カミツキガメ属に分類されるカメの総称との事で、厳密にいうと以下の四種類に分かれているとの事。
- アメリカ合衆国及び、カナダ南部原産の、ホクベイカミツキガメ(学名 : C.s.serpentina)
- コロンビア、コスタリカ、ホンジュラス、ニカラグア、エクアドルに生息する、ナンベイカミツキガメ(学名 : C.s.acutirostris )
- アメリカ、フロリダ半島原産の、フロリダカミツキガメ(学名 : C.s.osceola)
- メキシコ及び、ベリーズ、ホンジュラス、グアテマラに生息する、チュウベイカミツキガメ(学名 : C.s.rossignoni)
誕生から4~7年で成体になり、サイズは40~50cm 程まで成長するとの事。昆虫、貝、魚、両生類から鳥、小型の哺乳類、また、各植物も食べる雑食との事。なんでも食べちゃうのですね。日本には昭和初期に展示用として輸入されたのを始めに、1960年以降にペット用として広く輸入されたとの事。その後、破棄、放置された個体が野生化し、現在問題になるまで数が増えていったのだそうです。2005年に特定外来生物に指定。現在では各地で駆除活動などが行われているのだそうです。
英名の「Snapping turtle」の前半「Snapping(スナッピング)」とは、噛付こうとする、といった意味になるとの事で、英語でも、カミツキガメ、との意味になる模様です。
なるほど、もともとの英名を直訳した名前になっている模様ですね。
またひとつ勉強になりました。
[link] : カミツキガメ / 国立環境研究所 侵入生物DB
[link] : カミツキガメ – Wikipedia