「マダニ」とはどんな虫?刺されると重症になる症例もあるとの事。

マダニ

ネットをウロウロしていると、ちょっと気になるニュースを目にしました。

「マダニに刺され死亡した…」

マダニで死亡。。ダニってそんなに怖い虫でしたっけ?かゆくなるだけじゃなくて??
ちょっと気になったので早速深堀してみました。

マダニ

マダニ(真蜱)

世界中に様々な種類のダニがおり、ダニ目マダニ亜目マダニ科に属するダニの事を総称として「マダニ」と呼ぶのだそうです。日本では地域によって、シュルツエマダニ、ヤマトマダニ、タカサゴキララマダニ、フタトゲチマダニ、タネガタマダニ、とのダニが多いのだとか。動物の二酸化炭素、温度、匂いなどに反応し草などから飛び移り吸血を行うとの事。一度噛付くと数日間離れることなく血を吸い続け、体も大きく膨れ上がるのだそうです。

これらのマダニにかまれると、晴れやかゆみだけでなく、いろいろな感染症にかかる危険もあるのだそうです。日本紅斑熱とい発疹、発熱を伴う症状や、ライム病と言われるボレリア菌に感染して起こる症状等々。最近では、SFTSウイルスにより起こる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」といった、酷い場合には死に至るウィルス症に感染する危険があるのだそうです。
なるほど、それは怖いですね。日本全国の野山に生息しているらしいので、疑わしい場所に行く際には軽装は厳禁。暑くてもなるべく肌を露出しないのが一番の対処方法との事。また噛まれてしまった場合には、皮膚に食い込む虫を見つけたとしても、自分で取ろうとすると余計にひどい症状になるケースがあるらしいので、なるべく病院で対処してもらうのがベストとの事でした。
ちなみに英語では、大型の個体を「tick(チェック)」と言い、小型の個体を「mite(マイト)」というのだそうです。

なるほど。なかなか厄介なヤツなのですね。
野山に遊びに出かける場合には要注意ですね。

[link] : マダニ対策、今できること – 国立感染症研究所
[link] : 虫(マダニ類)による予期せぬ感染症 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
[link] : マダニ – Wikipedia
[link] : マダニに刺され、90代の女性が死亡か 広島・三原 – 産経WEST