「ミンストレル・ショー」とはどういう意味?英語で「minstrel show」と記述するとの事。

minstrel-show

ネットをウロウロしていると、ちょっと気になるカタカナ英語を目にしました。

「ミンストレル・ショーが人気を…」
「ミンストレル・ショー」。。

昨今敏感に騒がれるテレビの内容についての批判らしかったですが。
ちょっと気になったので早速調べてみました。

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「ミンストレル・ショー」とは英語で「minstrel show」と記述して、その昔、白人俳優が黒人に扮して演じたコメディショーになるのだそうです。顔などを黒く塗る行為が、黒人をバカにするイメージにつながり、人種差別になるとの事で、1900年代の前半にはそういった文化は衰退していったのだとか。
「minstrel(ミンストレイル)」とはそもそもラテン語で、召し使い(めしつかい)との意味を語源とする語句で、本来は吟遊楽人(ぎんゆうがくじん)と言われた、諸国を旅しつつ、音楽に合わせて詩などを吟じた芸人の事を言ったのだそうです。そこに由来して「minstrel show(ミンストレル・ショー)」とのタイトルの出し物として定着したのだそうです。白人俳優が黒塗りする事を「Blackface(ブラックフェイス)」と言って、現在では差別にあたる行為となって、世界的にはタブーとされているのだそうです。

その昔、黒人コーラスグループをリスペクトしたシャネルズが顔を黒塗りしてましたが、特に問題とは感じませんでしたよね。

シャネルズ

確かに肌の色の事を誇張されていたら、リスペクトしている、としてもあまり良い気分ではないかもしれません。ワールドワイドになった世界ですから、それぞれの文化やタブーについて、細やかな配慮が必要かもしれませんね。